タイでの生活

バンコクの鉄道事情まとめ!今後の開通予定は?

バンコクの鉄道事情まとめ!今後の開通予定は?

バンコクで生活するなら、鉄道の活用は欠かせません。バンコクにはBTSやMRT、ARLなどの鉄道がありますが、それぞれの鉄道にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は、バンコクの鉄道事情について紹介します。

目次

  1. バンコクの鉄道は3種類
  2. バンコク高架鉄道(BTS)の路線
  3. バンコク地下鉄(MRT)の路線
  4. バンコク空港線(ARL)の路線
  5. バンコクの鉄道計画・今後の開通予定は?
  6. 最後に

バンコクの鉄道は3種類

まずは、バンコクを走っている3種類の鉄道の特徴を簡単に紹介します。

高架鉄道(BTS)

赤青白の3色の車体が目を引くBTSは、民間企業が運営する高架鉄道(地上の上の線路を走る鉄道)で、「スカイトレイン」とも呼ばれる鉄道です。

駅数は62駅で、バンコク市街地を走っているため、駐在員のみならず観光客にとっても人気の鉄道となっています。1日乗り放題になる乗車券が140バーツで販売されているので、観光時には活用してみても良いでしょう。

バンコクの高架鉄道(BTS)の運賃は、16B〜59B程度です。

地下鉄(MRT)

MRTは、バンコクの首都圏を走っている地下鉄で、バンコク・高速道路とメトロ社が運営しています。

MRTには2004年に開通したブルーラインと、2016年に開通したパープルラインの2つの路線があり、駅数は全部で53駅です。MRTの切符は「トークン」と呼ばれるプラスチック製の黒くて丸いコインとなっていて、トークンは自動販売機および窓口で購入することができます。

バンコクの地下鉄(MRT)の運賃は、ブルーラインで16B〜42B、パープルラインで14B〜70B程度です。

空港線(ARL)

ARL(エアポート・レール・リンク)は、タイのスワンナプーム国際空港とバンコクの市街地を結ぶ高速鉄道で、タイ国鉄の傘下組織が運営をしています。

2010年8月に開通し、駅数は全部で8駅となっています。シティラインを利用すると、空港からバンコクの市街地まで約27分で移動することができます。ちなみに、エクスプレスは2016年以降運行を休止していて、再開の目処はたっていません。

バンコクの空港線(ARL)の運賃は、シティラインで15B〜45B、エクスプレスで150B程度です。

バンコク高架鉄道(BTS)の路線

バンコク高架鉄道(BTS)の路線
バンコクの高架鉄道(BTS)には、以下の3つの路線があります。

シーロム線

高架鉄道(BTS)のシーロム線は、ナショナル・スタジアム駅からバンワー駅をつなぐ路線です。

13駅間約14kmを走行しており、運行時間は5:30〜24:00、約4〜8分間隔で運行しています。

スクンビット線

高架鉄道(BTS)のスクンビット線は、カセサート大学駅からケーハ駅をつなぐ路線です。

40駅間の長距離を走行しており、運行時間は5:30〜24:00、約4〜8分間隔で運行しています。

ゴールドライン

高架鉄道(BTS)のゴールドラインは、2020年12月に運行開始した新しい路線です。

クルン・トンブリー駅からプラジャヒポック駅を走行しており、駅数は全部で4駅です。

バンコク地下鉄(MRT)の路線

バンコク地下鉄(MRT)の路線
バンコク地下鉄(MRT)には、以下の2つの路線があります。

ブルーライン

バンコク地下鉄(MRT)のブルーラインは、ラックソーン駅からタオプーン駅をつなぐ路線で、2004年7月に開通しました。

タオプーン駅からタープラ駅間は環状線になっているのが特徴です。運行時間は6:00〜24:00で、約5〜10分間隔で運行しています。

パープルライン

バンコク地下鉄(MRT)のパープルラインは、タオプーン駅からクローンバーンパイ駅をつなぐ路線で、2016年8月に開通しました。

運行時間は平日が5:30〜24:00で土日祝日が6:00〜24:00です。約6〜10分間隔で運行しています。

バンコク空港線(ARL)の路線

バンコク空港線(ARL)で運行している路線は「空港線」の1路線のみです。スワンナプーム駅(空港)からパヤタイ駅までの全部で8駅の区間を運行しています。

運行時間は5:56〜24:30で、約10〜15分間隔で運行しています。

バンコクの鉄道計画・今後の開通予定は?

ここまでは、2021年現在のバンコクの鉄道事情について紹介してきましたが、バンコクの鉄道は今後も更なる発展を予定しています。

そこで続いては、バンコクの鉄道計画、今後の開通予定について紹介していきます。

国鉄の首都圏鉄道「レッドライン」

タイ国鉄は、バンコク市内のバンスー駅からパトゥムターニー県のランシット駅間27kmとバンスー駅からタリンチャン駅間14kmを結んで、合計41kmもの新路線「レッドライン」を開通予定です。2021年7月の開業を予定しています。

BTSは2029年までに11路線が運行予定

バンコクの高架鉄道(BTS)は現在シーロム線とスクンビット線で運行していますが、今後2029年までに全11路線が運行する予定となっており、さらに2029年には、東京並みの公共交通網ができ上がるのではないかと予想されています。

また、スクンビッド線とシーロム線についても共に続伸計画が決定しています。

最後に

今回は、バンコクの鉄道事情についてまとめて紹介しました。

バンコク市内や周辺地域への移動には、高架鉄道(BTS)と地下鉄(MRT)の2つの鉄道の利用が便利です。空港まで行く際には、空港線(ARL)を利用しましょう。

バンコクの電車は運賃も安く、駐在員にとっても観光客にとっても貴重な移動手段です。お得な1日乗車券などもあるので、上手に活用してみましょう。

また、バンコクでは鉄道の延長、増設計画も多数決定しています。2029年には、バンコクの交通網は東京並みに発展するという予想もあるくらいです。鉄道網がさらに発展すれば、バンコクでの生活がさらに豊かに、便利になるでしょう。

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