初めての海外生活、楽しみと同時に「何を持っていけばいいの?」という不安もありますよね。
タイは日系スーパーも多く、「現地でも何でも手に入りそう」と思われがちですが、暮らしてみると「これだけは日本で買っておけばよかった」と感じるものも少なくありません。
本記事では、タイで買えない日本のものと選び方を、食品・日用品・衣類などのジャンル別に紹介します。
さらに、駐在者へのお土産に喜ばれる日本のアイテムもあわせて解説しますので、駐在前や一時帰国の準備の参考にしてくださいね。
目次
- タイ生活に向けて、日本から持っていくものの選び方
- 日本から持っていくと安心な食品・調味料
- タイで手に入りにくい日用品・衛生用品
- 日本製を選びたい衣類・靴・子ども用品
- 【番外編】駐在ママ友へのお土産・ご当地のもの
- 日本のものをタイに持ち込むときの注意点
タイ生活に向けて、日本から持っていくものの選び方
タイでは、生活必需品の多くを現地で手軽に揃えられます。
すべてを日本から持ち込む必要はありませんが、自分に合ったものを見極めて準備することで、無駄のない引っ越しができるでしょう。
ここでは、タイで快適に暮らすために知っておきたい、日本のものの選び方を紹介します。
一時帰国の予定があるなら“持ちすぎない”
1年以内に一時帰国の予定がある場合、最初から大量に持ち込む必要はありません。
実際に現地で生活しながら、必要なものを少しずつ見極めていくのがおすすめです。
タイでは日系スーパーやドラッグストアも充実しており、足りないものは後から調達できます。
初めての海外生活では不安もありますが、「とりあえず最小限で始めて、必要なときに買い足す」くらいの気持ちで大丈夫です。
家族構成・ライフスタイルに合わせて選ぶ
すでにご家族のどなたかが先に赴任している場合は、現地に生活必需品がそろっていることもあります。
何が足りないのか、タイで買えないものはないか、事前に確認してから準備すると無駄がありません。
また、小さなお子さんがいるご家庭では、肌に合うベビー用品や食器、日本製の洗剤や日用品などを持参しておくと安心です。
家族構成やライフスタイルに合わせて、持ち物の優先順位を決めることが大切です。
居住タイプをチェックする
タイでは、家具や家電、食器まで備え付けられたサービスアパートメントが多くあります。
入居先によっては、炊飯器や電子レンジなどの家電、生活に必要な食器や調理器具がすでに用意されている場合もあります。
そのため、事前に物件情報を確認してから荷物を検討するようにしましょう。
なるべく引っ越しを身軽に済ませたい方、荷物をできるだけ少なくしたい方には、家具・家電・生活用品が付属したサービスアパートがおすすめです。
住まいの環境が整っていると、渡航後すぐに快適な生活を始められます。ディアライフ by RENOSYでは、駐在員やそのご家族が安心して暮らせるよう、住まい探しから生活のサポートまでお手伝いしています。
タイでの暮らしに関するご相談もお気軽にどうぞ。
日本から持っていくと安心な食品・調味料
タイ・バンコクの日系スーパーを訪れると、「思ったより何でも手に入る」と感じる方も多いでしょう。
タイで買えないものは意外と少なく、日本食の品ぞろえは充実していますが、価格が日本の2倍ほどになることや、種類が限られているケースもあります。
ここでは、タイで手に入りにくい、または高価になりやすい日本の食品を中心に、持っていくと重宝するものや選び方のコツを紹介します。
だし・調味料
タイでも醤油や味噌は購入できますが、銘柄や風味が日本のものと異なる場合があります。
特に、だしパックや白だし、めんつゆなどの和風調味料は現地では高価です。
普段から使い慣れた味があると料理の味付けが安定し、食事の満足度も上がるため、お気に入りの出汁や調理料は少量でも持っていくことをおすすめします。
乾物系
わかめ、ひじき、鰹節、昆布、ふりかけなどの乾物類は、軽くてかさばらず、保存期間も長い万能食材です。
タイでも買えないことはありませんが、輸入品が多く、価格が日本の数倍になることがあります。
煮物や味噌汁、炊き込みご飯など、手軽に日本の味を再現できるので、まとめて持っていくと安心です。
湿気対策として、個包装やチャック付き袋タイプを選ぶのがおすすめです。
長期滞在中も安心して使え、日々の食卓に「ほっとする日本の味」を添えてくれます。
子ども用食品・離乳食
離乳食やベビーフード、ふりかけなどの子ども用食品は、日本のもののほうが味に親しみがあり、成分表示もわかりやすい点が魅力です。
タイでもベビー用品店やスーパーで購入できますが、種類が限られていたり、子どもの好みに合わなかったという声もあります。
特に、レトルトタイプの離乳食は、外出時や外食の際にも重宝します。
使い慣れたブランドを日本でまとめて購入しておくと、現地でも安心して食事を楽しめるでしょう。
お菓子・スナック類
タイにもお菓子はたくさんありますが、甘みが強い・油分が多いなど、日本とは味の傾向が異なります。
日本のせんべい、クッキー、ラムネ、子ども向けの小袋スナックなどを持っていくと、おやつや差し入れ、お土産にも活用できます。
また、慣れない海外生活の中で、食べ慣れたお菓子があると心がほっとするものです。
軽いものを中心に選ぶと、持ち運びも楽で、重量もさほど気になりません。
タイで手に入りにくい日用品・衛生用品
タイではスーパーやドラッグストアの品ぞろえが豊富ですが、日本で慣れ親しんだ日用品と比べると「香りが強い」「肌に合わない」と感じることがあります。
特に毎日使うものほど、品質や使い心地の違いが気になるものです。
ここでは、タイで買えない、または日本のほうが使いやすい日用品を紹介します。
絆創膏・歯ブラシなどの衛生用品
歯ブラシはタイでも多くの種類が販売されていますが、毛の硬さやヘッドの形など、日本製ほど細部までこだわったものは少なめです。
歯医者さんで取り扱うタイプなど、品質を重視したい方は日本から持参しておくと安心です。
絆創膏も一般的なものは現地で購入できますが、防水タイプなど、高機能なタイプはタイで買えない可能性もあります。
普段使い慣れているブランドがある場合は、日本のものをまとめて準備しておくと良いでしょう。
医薬品・常備薬
風邪薬、胃腸薬、目薬、湿布などの一般的な医薬品はタイでも購入できますが、成分表示や用法が英語・タイ語表記で分かりにくいことがあります。
使い慣れた薬を日本で用意しておくと、体調を崩したときにも安心です。
特にお子さん用の薬や塗り薬は、肌に合うものが限られるため、日本から持参しておくと安心感が違います。
また、水や食べ物の違いから胃腸の調子を崩す方も少なくありません。
整腸剤や下痢止め、胃薬などを常備しておくと、いざというときに心強いでしょう。
スキンケア・コスメ
タイでもドラッグストアやデパートで日本製のコスメが手に入りますが、種類が限られていたり、価格が日本より高めに設定されていることがあります。
また、タイの気候に合わせた商品は香りが強めだったり、成分が肌に合わなかったりする場合もあります。
特に敏感肌の方は、普段使っている基礎化粧品や日焼け止めを一定期間分持参するのがおすすめです。
食品用ラップ・キッチンまわりの日用品
食品用ラップは、日本製のほうが密着性・耐熱性に優れ、使い勝手の良さを実感する方が多いアイテムです。
タイでも購入できますが、厚みが薄く切れにくいものや、電子レンジ加熱に向かないタイプもあります。
毎日使うものだからこそ、使い慣れた日本のラップを数本持っていくと安心です。
ほかにも、キッチンまわりの便利グッズは、気に入ったものを選んで持っていくと、長く快適に使えて重宝します。
日本製を選びたい衣類・靴・子ども用品
タイには大型ショッピングモールが多く、ユニクロや無印良品など、日本で見慣れたブランドも揃っています。
また、市場ではリーズナブルな衣類が手軽に購入できますが、縫製の丁寧さや肌触り、耐久性といった日本製の品質の良さを実感する場面も多いようです。
ここでは、衣類や子ども用品を中心に、タイで買えない、または日本のほうが品質がよく、使いやすいものを紹介します。
子ども服・子ども肌着
日本製の子ども服は肌触りがよく、縫製が丁寧で長持ちします。
特に肌着やパジャマなど、直接肌に触れるアイテムは日本製を用意しておくと安心です。
日本ブランドのものもありますが、日本より価格が高めに設定されていることが多く、複数枚そろえたい場合は、一時帰国の際にまとめて購入しておくと良いでしょう。
また、成長期のお子さんはすぐにサイズアウトするため、ワンサイズ上を少し多めに持っていくのがおすすめです。
冬服類
タイでは一年を通して暑い気候のため、冬服の販売は限られています。
一部の大型店舗ではダウンやセーターなども見かけますが、種類やサイズは少なめです。
>冬場の帰国や海外旅行を予定している方は、必要な分を日本から持ってくると安心です。
また、バンコクでもまれに気温が下がる日があるため、厚手のカーディガンやスウェットを数枚持っておくと重宝します。
レイングッズ
タイの雨季(おおよそ5月〜10月)はスコールが多く、折りたたみ傘は必需品です。
日本製の傘は開閉がスムーズで壊れにくく、デザインやカラーも豊富なので、一つ持っておくと安心です。
また、土砂降りの日は道路が冠水することもあります。
レインブーツや防水サンダル、濡れても良い服やバッグを準備しておくと安心です。
荷物に余裕がある場合は、防水ポーチや速乾タオルなどの雨対策グッズも持っていくと役立ちますよ。
【番外編】駐在ママ友へのお土産・ご当地のもの
タイでの生活に慣れてくると、駐在員同士で集まるお茶会やランチ、子どもの誕生日会など、ちょっとしたプレゼントを渡す機会が増えます。
そんなときに役立つのが、日本で買っておいた「ご当地のもの」や「気の利いた小物」です。
話題作りにもなり、初対面の方との距離を縮めるきっかけにもなります。
ここでは、余裕があれば、持っていきたいおすすめの日本のものを紹介します。
お菓子・スイーツ類
日本の焼き菓子や和スイーツ、日持ちする個包装タイプのお菓子は、お茶会や集まりの手土産にぴったりです。
特に「ご当地限定パッケージ」や「季節限定フレーバー」は、タイで買えないものであり、話題になりやすく喜ばれます。
溶けやすいチョコレートや生菓子は避け、常温で持ち運びやすいものを選ぶのがポイントです。
お茶・コーヒー類
軽くてかさばらないお茶やコーヒーは、お礼のギフトやおすそ分けにも重宝します。
日本茶やほうじ茶、ドリップコーヒーなど、ティーバッグ・個包装タイプを選ぶと渡しやすく便利です。
文房具・雑貨類
日本の文房具はデザイン性と機能性が高く、ちょっとしたプレゼントとして人気があります。
マスキングテープやメモ帳、シールなどは軽くて壊れにくく、気軽に配れるアイテムです。
また、100円ショップの雑貨やキャラクターグッズも可愛くて実用的なので、まとめ買いしておくと便利です。
日本のものをタイに持ち込むときの注意点
日本からタイへ荷物を持っていく際は、航空会社の荷物ルールや税関での持ち込み制限を確認しておくことが大切です。
せっかく準備したものでも、制限に引っかかったり破損してしまったりすると、到着後の生活に支障が出る場合があります。
ここでは、安全かつ効率的に持ち込むためのポイントを紹介します。
液体・スプレー類は機内持ち込みに注意しましょう
シャンプーや化粧水、スプレー缶などの液体類は、機内持ち込みが制限されています。
100ml以下の容器に入れ、1リットル以内の透明袋にまとめるのが基本ルールです。
手荷物に入りきらない分は、スーツケースに入れて預けるようにしましょう。
液漏れ防止のために、キャップ部分をラップで包み、ジッパーバッグで二重にするのがおすすめです。
食品は未開封・密封パッケージを選びましょう
お菓子や調味料などは、開封済みのものや自家製の食品を持ち込むと、税関で没収される可能性があります。
未開封・密封された市販品を選び、肉や卵など動物性原料を多く含む食品は避けましょう。
タイでは農産物や動物由来の食品に厳しい検疫ルールがあるため、英語または日本語の成分表示がある製品を選ぶと安心す。
荷物は輸送手段に合わせて梱包しましょう
タイまでの荷物は、手荷物・航空便・船便の3種類に分けて送るケースが多いです。
- 手荷物には、到着後すぐに使う衣類や日用品を入れる
- 航空便には、数日〜1週間以内に使いたいものを入れる
- 船便には、重くてかさばるものや長期的に使うものを入れる
衝撃や湿気に弱いものはクッション材や衣類で包み、破損防止を意識して梱包しましょう。
まとめ|タイで買えない日本のものリスト|食品・日用品・衣類の上手な選び方
タイでは日本製品の人気が高く、多くのものが手に入るようになっています。
タイで買えないものは少ない一方で、実際に暮らしてみると「日本のものは、品質や使い心地が違う」「欲しいものが見つからない」と感じることも少なくありません。
だからこそ、渡航前に自分や家族にとって欠かせない日本のものを選ぶことが大切です。
食品・日用品・衣類をはじめ、ちょっとしたお土産やご当地の品など、必要に応じて上手に取り入れることで、毎日の暮らしがぐっと快適になります。
また、現地での住まいや生活環境が整っていれば、海外生活への不安も少なくなります。
ディアライフ by RENOSYでは、>タイでの住まい探しはもちろん、駐在員のご家族が安心して暮らせるよう、生活面のサポートも行っています。
これからタイへ渡航される方も、一時帰国中に準備を進めている方も、ぜひお気軽にご相談ください。




