夫のバンコク駐在により「駐妻」と呼ばれる立場になった方も多いのではないでしょうか。
新しい環境や出会いなど、新鮮で豊かな暮らしが待っている反面、実際に始まってみると、慣れない土地での生活や人間関係、子育て、そして「働く」ことにまつわる制限など、さまざまな悩みに直面することもあります。
本記事では、バンコク駐妻のリアルな暮らしを「趣味」「習い事」「仕事」「子育て」の視点から詳しく紹介します。
これからバンコクでの生活が始まる方はもちろん、すでに暮らしている方にも役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
- バンコクで暮らす駐妻のリアルな生活と悩みとは？
- バンコク駐妻の趣味
- バンコク駐妻の習い事
- バンコク駐妻の仕事との向き合い方・働くための準備
- バンコク駐妻の子育て
- 駐妻がタイ・バンコクで暮らす前に知っておきたい基本情報
- タイへ駐妻として行く前の事前準備
- バンコク駐妻のリアルな暮らしと悩み｜まとめ
バンコクで暮らす駐妻のリアルな生活と悩みとは？
駐妻という立場は、周囲からは華やかに見えるかもしれません。
けれど実際に暮らしてみると、想像以上に孤独を感じたり、子育てや教育の不安に直面したりすることもあります。
「自分だけが働いていない」という思いに悩む方も少なくありません。
とはいえ、バンコクには駐妻のさまざまな悩みを和らげる便利なサービスやサポート、娯楽が数多くそろっています。せっかくの海外生活だからこそ、前向きに楽しみたいですよね。
趣味や習い事で仲間を見つけたり、スキルアップに挑戦したり、子育てサポートを上手く活用したりしながら、暮らしを自分らしく充実させていきましょう。
バンコク駐妻の趣味
バンコクでの駐妻生活を充実させるために欠かせないのが、自分の「好き」を見つけて楽しむ趣味の時間です。
人気があるのは、運動やカフェ巡り、そして帰国後を見据えた学び直しなど。
ここでは、実際にバンコク駐妻のみなさんがどのような趣味を楽しんでいるのか紹介します。
スポーツや運動を楽しむ
タイのアパートやコンドミニアムにはプールやジムが併設されている場合が多く、気軽に利用できるのが魅力です。
日本ではなかなか続かなかった運動も、生活の一部として取り入れやすい環境があります。
また、ヨガやピラティスなどのクラスに通う駐妻の方も多く、健康維持やストレス解消、美容にもつながる趣味として人気があります。
カフェ巡りや食の楽しみ
バンコクはカフェ文化が盛んな都市で、次々と新しいお店がオープンしています。
SNSで手軽に情報を集められるので、気になるお店をチェックして自分に合った一軒を探すのも楽しいでしょう。
家族や友人と美味しいコーヒーやスイーツを囲む時間は、海外生活ならではの豊かなひとときです。
日本との食文化の違いに触れながらも、現地ならではの味や雰囲気を味わえるのも大きな魅力です。
学び直しや資格取得
駐在生活の空いた時間を活かして、語学学習や資格試験に挑戦し、趣味とする方もいます。特にタイ語や英語を学んでおくと、日常の暮らしで役立つだけでなく、帰国後の仕事探しでも強みになるでしょう。
学びを趣味にすれば、ブランクを埋める安心感につながり、「暮らし」と「働く準備」を両立できるのも大きなメリットです。
バンコク駐妻の習い事
バンコクでは、日本と比べてリーズナブルな価格で習い事を受講できるため、多くの駐妻の方が日常に取り入れています。
現地ならではの学びや体験を通じて、新しい知識や文化に触れられるのはもちろん、人とのつながりを広げるきっかけにもなるでしょう。
ここでは、バンコク駐妻のみなさんに人気の習い事を紹介します。
タイ料理教室で本場の味を学ぶ
バンコクでは、タイ料理を学べる教室が数多く開かれています。
ナンプラーやレモングラスなど、日本では手に入りにくいスパイスや調味料を使いこなしながら、本場のレシピに挑戦できるのが魅力です。
料理のレパートリーを増やすだけでなく、家族や友人を招いたホームパーティーでも腕前を披露できるのは嬉しいポイント。
習い事を通じて、暮らしの楽しみ方もぐっと広がります。
語学レッスンでタイ語や英語を習得
言葉の壁を乗り越えることは、バンコクでの生活をスムーズにする第一歩です。
タイ語や英語の語学レッスンは人気が高く、駐妻向けの語学学校を利用する方も多くいます。
日常会話ができるようになると買い物や交通機関の利用が楽になり、生活の不安解消につながります。
さらに、英語力を磨けば帰国後のキャリアにも役立つでしょう。
ヨガやマッサージなど健康系も人気
体を動かす習い事も、駐在妻に根強い人気があります。
ムエタイフィットネス、ヨガ、ルーシーダットン、タイ式マッサージなど、健康や美容を意識したレッスンが豊富にそろっています。
車や電車での移動が中心となるバンコクでは、どうしても運動不足になりがちです。
自分ひとりでは続けにくいトレーニングも、定期的にクラスへ通えば習慣化しやすく、同じ趣味を持つ仲間との交流も自然と生まれます。
楽しみながら健康を維持できるのは大きな魅力と言えるでしょう。
ハンドメイドやクラフトを楽しむ
自宅で気軽に取り組めるハンドメイド系の習い事も、バンコク駐妻の間で人気があります。
フラワーアレンジメントやアクセサリー作り、バッグや小物作りなど、幅広いジャンルの教室が開かれています。
ハンドメイドやクラフトは、家事や育児の合間に取り組める手軽さが魅力で、完成した作品は家に飾ったり、友人へのプレゼントや帰国時のお土産にしたりと使い道も多彩。
暮らしを彩る趣味として、新しく挑戦してみてはいかがでしょうか。
バンコク駐妻の仕事との向き合い方・働くための準備
バンコクで暮らす駐妻の方にとって、「働く」というテーマは大きな関心ごとです。
日本でのキャリアを一度止めて同行するケースが多いため、仕事をめぐる悩みを抱える方も少なくありません。
ここでは、バンコク駐妻が直面する仕事に関する制約や、駐在期間を有意義にするための工夫について解説します。
タイでの就労に関する制約
バンコクで駐妻が自由に仕事を選ぶのは難しいのが現実です。
配偶者ビザでは原則として就労できず、働くためには「就労ビザ（Bビザ）」と労働許可証が必要になります。
現地で正社員やアルバイトを始めるハードルは高く、多くの駐妻が戸惑いを感じる部分です。
スキルアップのチャンスと捉える
駐在期間を「学び直しの時間」として捉える方も増えています。
動画編集やデザイン、語学など、帰国後のキャリアにつながるスキルを磨くのは有効な選択肢です。
実際に「動画編集スクール」やオンライン講座を受講して、在宅で学習を進める駐妻の方も多く見られます。
限られた就労機会に縛られるのではなく、自分が将来やりたいことに近づけるスキルを選んで学ぶことができるのは大きな強みです。
新しい知識を身につけることで、日々の暮らしにも張り合いが生まれ、前向きに過ごせるでしょう。
将来を見据えた自己投資
自己成長に集中できる今こそ、資格取得や専門スキルの習得に取り組むチャンスです。
将来を見据えて自己投資をしておけば、帰国後の再就職やキャリア形成で自信を持てるだけでなく、駐妻生活そのものへの満足度も高まります。
働けない状況に不安を抱える方も、自己投資を通じて「次のステップへの準備」を進めてみてはいかがでしょうか。
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バンコク駐妻の子育て
子育て世代にとって、海外生活で最も気になるのが子どもの教育環境や家事・育児のサポートです。
日本と違う住まいや環境に戸惑ってしまう方も多いかもしれませんが、実はバンコクには、駐在妻の負担を減らしてくれる仕組みが整っています。
ここでは、バンコク駐妻の子育てを支える便利なサービスや教育事情を解説します。
アヤさんによる家事・育児サポート
バンコクでは「アヤさん」と呼ばれる家政婦やベビーシッターを手軽に雇うことができ、住み込みタイプや時間制などライフスタイルに合わせて選べます。
掃除・洗濯・アイロン掛けなどを任せられるため、家事や育児を一人で抱え込まずに済むのは大きなメリットです。
小さなお子さんがいる家庭では、アヤさんが送迎や食事の準備を手伝ってくれるケースもあり、心身の負担を大きく軽減できます。
サポートを上手に取り入れることで、子どもと過ごす時間にゆとりが生まれるでしょう。
サービスアパートの活用
バンコクには、メイドサービス付きの「サービスアパート」と呼ばれる物件が多く存在します。
部屋の掃除やゴミ出し、シーツやタオル交換など、日常の家事をサポートしてくれるのが特徴です。
物件によっては洗濯やアイロン掛けまで含まれている場合もあり、家事に追われる時間を大幅に削減できます。
サービスを活用することで、子どもと向き合う時間や、自分の習い事・学びに充てる時間を確保しやすくなるでしょう。
サービスアパート探しに迷ったら、日本人スタッフが対応してくれる「ディアライフ by RENOSY」に相談してみるのがおすすめです。
サービスアパートの紹介数も多く、物件情報だけでなく周辺環境や生活に役立つ情報まで丁寧に案内してくれるので、初めてのバンコク生活でも安心してスタートできます。
幼稚園や学校の選択肢
子どもの教育面では、バンコクには日本人学校や日本語対応の幼稚園、インターナショナルスクールなど選択肢が豊富にそろっています。
年齢や家族の方針に合わせて選べる点は、駐妻生活の安心材料のひとつです。
日本人学校は日本の学習指導要領に沿った教育が受けられるため、帰国後もスムーズに日本の学校に戻れるのが特徴です。
一方でインターナショナルスクールを選べば、多国籍な環境で英語を身につけられるなどグローバルな視点を育めるでしょう。
習い事での成長機会
学校以外にも、子どもの成長を支える習い事が豊富にあります。
水泳やサッカーなどのスポーツ系、ピアノやダンスなどの芸術系など、日本と同じような習い事に加え、タイ語や英語のレッスンを通じて語学力を磨く家庭も多く見られます。
子どもにとっても貴重な経験となり、親子で成長を実感できるでしょう。
駐妻がタイ・バンコクで暮らす前に知っておきたい基本情報
バンコクで駐在生活を送るにあたって、事前に知っておくと安心できることがいくつかあります。
特に治安や宗教、交通事情は、日本と大きく異なる点もあるため注意が必要です。
ここでは、駐在妻が生活するうえで押さえておきたい基礎知識を紹介します。
タイ・バンコクの治安
バンコクは東南アジアの都市の中でも比較的治安が良く、安心して暮らせる環境です。
ただし、日本と同じ感覚で過ごすと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため注意が必要です。
日本人が巻き込まれやすいのは、スリや置き引き、詐欺などの軽犯罪です。
日常の対策としては以下のようなポイントを意識しましょう。
- 夜間の一人歩きや人通りの少ない道を避ける
- 混雑している場所ではバッグを体の前で持つ
- 見知らぬ人から声をかけられたら慎重に対応する
基本的な注意を心がけることで、安心してバンコク生活を楽しめるようになります。
最新の情報は外務省の海外安全情報サイトで随時確認しておくと安心です。
タイ・バンコクの宗教
タイでは国民の約9割が仏教徒で、街中には多くの寺院があり、日常生活の中にも仏教の教えが根付いています。
寺院を訪れる際は、露出の多い服装を避け、サングラスや帽子は外すのが基本的なマナーです。
また、僧侶に女性が触れることは禁止されているため、混雑した場所では距離に気をつけましょう。文化や習慣を尊重することで、現地の人々との関係もスムーズになります。
タイ・バンコクの交通事情
バンコクでは電車（BTS・MRT）やタクシー、バイクタクシー、トゥクトゥク、バスなど移動手段が充実しています。
特に電車は渋滞の影響を受けにくく、時間に正確な移動をしたいときに便利です。
一方で、バンコクは慢性的な交通渋滞が有名で、車やバスを利用する場合は必ず余裕を持って移動することをおすすめします。
目的や状況に合わせて交通手段を使い分けることが、快適な暮らしのコツです。
タイへ駐妻として行く前の事前準備
タイでの駐在生活をスムーズに始めるためには、事前の準備が欠かせません。
特にビザや住居、銀行口座といった生活の基盤となる手続きは、引越し直前に慌てないよう早めに整えておくことが大切です。
ここでは、駐在妻が出発前に確認しておきたいポイントを3つ紹介します。
ビザの手続きは余裕を持って進める
ビザの申請には数日〜数週間かかる場合があり、書類不備でさらに時間を要することもあります。
渡航日の3週間前までには申請を済ませるのが安心です。
タイには、ビジネス目的の「ノンイミグラントBビザ」や、配偶者や扶養家族が対象の「ノンイミグラントOビザ」など複数の種類があります。
申請方法は種類によって異なるため、勤務先の会社に確認しながら進めましょう。
家具・家電付き物件をチェックする
タイの物件は家具や家電があらかじめ備え付けられている場合が多く、ベッドやソファ、冷蔵庫やオーブンなど生活に必要なものが揃っています。
大きな家具を持ち込む必要がないため、引越しの負担を軽減できるのが魅力です。
さらに、タイにはプールやジム、サウナなど共有施設が充実している物件も多いため、ライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
銀行口座を早めに準備する
タイでスムーズに生活を始めるためにも、タイの銀行口座を開設しておくと安心です。
現地到着後に手続きを行うのが一般的ですが、必要書類を日本で準備しておくと効率よく口座開設に進めます。
日本語でサポートが受けられる銀行としては、バンコク銀行・カシコン銀行・アユタヤ銀行などがあります。
ただし、支店によって対応が異なるため、利用予定の支店を事前に調べておくと良いでしょう。
バンコク駐妻のリアルな暮らしと悩み｜まとめ
バンコクはタイで最も日本人が多く暮らす都市であり、駐在妻にとっても安心して生活を始めやすい環境が整っています。
とはいえ、慣れない海外生活は不安が多いものですが、趣味や習い事を通じて仲間を見つけたり、スキルアップや自己投資に取り組んだり、子育てサポートを活用したりすることで、駐在生活を楽しめるようになるのではないでしょうか。
バンコクでの生活が決まったら、まずは住まい探しが肝心です。
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