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タイへの移住、貯金はいくら必要?

タイへの移住、貯金はいくら必要?

タイへの移住を検討している方の中には、「実際に移住にかかる費用を知りたい」「貯金がいくら必要か知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

今回は、タイ移住に必要な費用や生活していくために必要な費用、タイ移住に貯金が必要な理由についてご紹介します。

目次

  1. タイ移住に必要な費用は?
  2. 住居費
  3. タイ移住後の生活費はいくら必要?
  4. タイ移住のために貯金はいくら必要?
  5. タイ移住に貯金が必要な理由
  6. 最後に

タイ移住に必要な費用は?

タイに移住するためには、次のような費用がかかります。

準備費用

タイに移住するための準備費用として、以下のような金額が必要になります。

タイ移住に必要な準備費用の種類 金額
パスポート
(すでにお持ちの方は不要)
10年用16,000円、5年用11,000円
住居が決まるまでのホテル代 1泊1部屋1,300バーツ~3,000バーツ(約4,500円~10,470円)程度
就労ビザ
(ノンイミグラントB)取得費用
シングル9,000円、1年マルチプル22,000円

タイへの駐在が決まっている場合、就労ビザの取得費用については就労企業が負担してくれるケースもあります。

交通費

日本からタイ(バンコク)での渡航費用の相場は、以下のようになっています。

日本からタイ(バンコク)までの渡航費用 金額
日系航空会社の場合 約60,000円~
タイ航空 約55,000円~
LCC 30,000円~35,000円程度

ただし、タイへの渡航費用は、出発空港や座席クラスによって値段が異なります。移住準備のために何度もタイに行く必要がある場合には、交通費を抑えるためにLCCを活用することをおすすめします。

住居費

タイの家賃相場は、以下の通りです。

タイの住居物件の種類 家賃相場
スタジオタイプ
(ワンルーム)の物件
10,000バーツ~25,000バーツ
(約35,000円~約87,000円)程度
1ベッドルーム
(1LDK)の物件
25,000バーツ~75,000バーツ
(約87,000円~約260,000円)

家賃は物件種別や立地などで大きく異なるので、予算に合わせて探すとよいでしょう。日本での賃貸契約でいう敷金の様に、デポジットという契約費用がかかるので、家賃の3ヶ月分を目安に準備しておきましょう。

タイ移住後の生活費はいくら必要?

タイに移住してから生活していくために必要な費用の相場を以下の表にまとめています。

費用項目 目安費用/月 備考
家賃 (1LDK):約35,000円~約87,000円
(2LDK):約87,000円~約260,000円
*タイではワンルーム→スタジオ、1LDK→1ベッド、2LDK→2ベッドと表記されます。
物件種別や立地、広さや築年数によって異なる
水道光熱費 8,000円~12,000円程度  
食費 30,000円~40,000円程度 一人暮らしの場合
携帯料金 2,000円~3,000円程度  
交通費
(電車・タクシー)
5,000円~7,000円程度 BTS、MRTの運賃は100円~200円程度
タクシーの初乗り1km120円

これらの費用を全て合計すると、タイでの生活費は一人暮らしなら80,000円~149,000円程度/月が目安となります。予備費を考えても月に10万円~20万円程度あれば十分生活できるでしょう。

タイ移住のために貯金はいくら必要?

タイ移住のために貯金はいくら必要?
タイに移住するなら、具体的にどのくらいの貯金が必要になるでしょうか。

タイ移住後に働く場合

日本人がタイで働く際の平均給与は50,000バーツ~70,000バーツ(約17.5万円~約25万円)です。タイ移住後に毎月の生活費を賄える程の収入が得られる仕事が見つかっている場合でも、住居の契約費や家財購入費は貯金でまかなう必要があるでしょう。

交通費なども考えて50万円~100万円程度は貯金が必要だと言えます。

老後に年金だけで生活する場合

年金の受給額は、厚生年金に加入していた期間やその方の収入によって異なりますが、平均支給額は月額14万5,000円です。(※国民年金と厚生年金を合わせた金額です)

家賃が安い地域に済むのであれば、年金だけでタイで生活していくことも十分可能でしょう。とはいえ、万が一の場合に備え、半年分の生活費として100万円程度は貯金があると安心です。

タイ移住に貯金が必要な理由

毎月の収入や年金だけでも、タイで生活していくことはできるでしょう。

ただし、タイ移住をするにあたって取得するビザの種類によっては、貯金が必要になる場合があります。

エリートビザの取得

就労ビザ(ノンイミグラントB)の場合、基本的に有効期間は1年間となります。(ワークパーミット無しで来られた方は、観光ビザで30日。一度国外に出てBビザを取得して90日。その間にワークパーミットを取得して、Bビザが1年間の長期滞在ビザに切り替わります。)

タイの法律で認められたタイランドエリートビザは有効期間5年のうちに何度でも入出国することができ、入国ごとの滞在可能期間も1年という、長期滞在に適したビザです。

ただし、タイランドエリートビザを取得するためには、最低でも60万バーツ(約210万円)の費用が必要になります。

リタイヤメントビザの取得

老後に年金だけでタイで生活していこうと考えている方は、リタイヤメントビザを取得する必要があります。

有効期間1年のノンイミグラント O-Aを取得するためには、下記のいずれかの金融証明書が必要です。

  1. 英文預金残高証明書(800,000 バーツ以上の預金額があるもの)
  2. 年金証書および最新の額面入り年金振込通知書(月額 65,000 バーツ以上の受給額 または合計年額 800,000 バーツ以上の受給額があるもの)
  3. 英文預金残高証明書と年金証書 (合算で 800,000 バーツ以上あるもの)

つまり、年金受給月額に関わらず、ビザを取得する段階で80万バーツ(約280万円)の貯金があれば申請することができます。

最後に

今回は、タイ移住に必要な貯金額の目安金額をご紹介しました。タイは日本よりも物価が安いですが、生活費として月に10万円~20万円程度は必要です。毎月の給与や年金支給額でも生活はできますが、安心して暮らすため、ビザを取得するためにはまとまった貯金があると安心です。

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