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バンコクのインターナショナルスクール事情は?

バンコクのインターナショナルスクール事情は?

家族連れでバンコクに駐在する予定がある場合、バンコクのインターナショナルスクール事情が気になるという方も多いのではないでしょうか。今回は、バンコクにあるインターナショナルスクールの情報について紹介します。

目次

  1. バンコクにある有名インターナショナルスクール3つ
  2. バンコクのインターナショナルスクールで学べること
  3. バンコクでインターナショナルスクールを選ぶポイント
  4. バンコクのインターナショナルスクール編入時期
  5. 最後に

バンコクにある有名インターナショナルスクール3つ

まずは、バンコクにある有名なインターナショナルスクールをいくつか紹介します。

NIST

NISTは、1992年にバンコクにある国連支部の支援と指導により設立され、バンコクのIB教育(国際バカロレア教育)の先駆けとなった学校です。現在では、60を超える国籍の生徒が1,700人以上通っており、日本人も100人以上は在籍していると思われます。

ケンブリッジ大学やオックスフォード大学など、海外の名門校に多くの生徒を輩出しており、日本人の生徒も一橋大学や慶應義塾大学など、名門校への進学を果たしています。

Patana

NISTと同様に名門校として知られているインターナショナルPatanaは、バンコクに初めてできたイギリス式のインターナショナルスクールで、60年の歴史があります。

65を超える国籍の生徒が2,200人以上在籍するバンコクでも人気のインターナショナルスクールで、NISTと同じく、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学など海外の名門校への合格者も多く輩出しています。

ISB

ISBは、英語が苦手な日本人の生徒でも学校に馴染めるよう、ESLやEALの環境が整えられたインターナショナルスクールです。日本語の教員がいるだけでなく、事務局にも日本語が話せる専任の担当者がいるので、親身に相談に乗ってもらうことができるでしょう。また、ダウン症や発達障害、学習障害などの障害を持つ生徒についても受け入れています。

日本人の数は全体の10%程度ですが、過去には東京大学の合格者も輩出しており、一橋大学や慶應義塾大学への進学者も多数います。

バンコクのインターナショナルスクールで学べること

バンコクのインターナショナルスクールで学べること
バンコクのインターナショナルスクールのカリキュラムは、スクールごとに異なります。

バンコクのインターナショナルスクールでは、英語や数学だけでなくITなどコンピューター関連の授業科目が必須となっているスクールが多いのが特徴です。

日本とは違い、アメリカやヨーロッパでは、ハイスクールでも簡単なコンピューター言語を学習します。これに伴い、アメリカ式やイギリス式のカリキュラムを取り入れているバンコクのインターナショナルスクールでも、コンピューター関連の科目が設けられているのです。

そのため、バンコクのインターナショナルスクールに通うことで、日本で高校まで卒業する場合に比べると、より高い英語力やIT力を身につけることができるでしょう。

バンコクでインターナショナルスクールを選ぶポイント

続いては、バンコクでインターナショナルスクールを選ぶときにチェックしたいポイントを紹介します。

スクールの規模

在籍生徒数の多さや、キャンパスの広さはスクールによって異なります。バンコクには2,000人以上の生徒が学ぶインターナショナルスクールがある一方で、200人〜500人程度の生徒しか在籍しないスクールもあります。日本人の割合についても、学校によって大きく違ってきます。

「大規模な学校に通わせたい」「アットホームな雰囲気の小規模な学校に通わせたい」などご家庭の考えに合わせて適切な規模のインターナショナルスクールを選びましょう。

スクールの学費

近年、バンコクにあるインターナショナルスクールの学費は高騰してきています。

とはいえ、授業料の差はスクールによって大きく、年間10万バーツ(約34.7万円)〜30万バーツ程度(約104.1万円)程度のスクールもあれば、年間授業料が100万バーツ(約347万円)を超えるスクールもあります。

人気の名門校や設備が充実したインターナショナルスクールは、学費が高くなる傾向にあるようです。

スクールの授業方式

バンコクのインターナショナルスクールは、学校によって採用しているカリキュラムが異なります。

アメリカ式(アメリカンスクール)とイギリス式(ブリティッシュスクール)が特に多く、他にもオーストラリア式やシンガポール式などのカリキュラムもあります。

将来アメリカの大学やイギリスの大学に進学したいと考えているのでれば、インターナショナルスクールを選ぶ際にもそれぞれの国に準じたカリキュラムを導入している学校を選ぶことが大きなポイントになってきます。

通学時間の長さ

バンコクのインターナショナルスクールまでの通学にはバスやBTSを利用するケースが多いです。送り迎えができるうちは良いですが、ゆくゆくは子供が一人で通うことになることも想定しておきましょう。

通学時間が短ければ、その分、勉強やスポーツに打ち込む時間を作ることができます。バンコク市内には多くのインターナショナルスクールがあるので、自宅近くに良いスクールがないか調べてみるのがおすすめです。

日本人スタッフの有無

バンコクのインターナショナルスクールは全ての授業が英語で行われるので、英語力がなければ学習することもできません。また、保護者向けの説明会も英語で行われるため、保護者も最低限の英語力が求められます。

英語力に自信がない場合は、日本人スタッフや日本語が話せるスタッフがいるスクールや、日本語でサポートが受けられる体制が整ったスクールであれば安心でしょう。

バンコクのインターナショナルスクール編入時期

バンコクのインターナショナルスクールの対象年齢は、多くの学校で2歳〜18歳までとなっており、日本で言えばプレ保育(4年保育)〜高校生に該当します。幼稚園からインターナショナルスクールに通わせることもできますし、編入も可能です。

バンコクのインターナショナルスクールは8月から新学年が始まりますが、駐在が決まった日本人の親がいる場合、編入時期は新学期に合わせる必要はありません。とはいえ、小学校入学のタイミングや、新学期、新学年が始まるタイミングで編入する方が子供にとっては良いかもしれません。

幼稚園であれば、英語力がなくても編入できるケースが多いでしょうが、小学生以上の場合は、編入にあたってある程度の英語力を求めるスクールもあるため、事前に確認しておきましょう。

最後に

今回は、バンコクのインターナショナルスクールについての情報を紹介しました。バンコク市内には、日本の難関大学にも合格者を輩出している名門校がいくつもあります。今回紹介した学校以外にもたくさんのインターナショナルスクールがあるので、気になる方は早めに資料請求をされてみてはいかがでしょうか。

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