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DTVビザとは?特徴やタイランドエリートの比較

TVビザとは?特徴やタイランドエリートの比較

タイ移住の選択肢として注目を集めている「DTVビザ(デジタルノマドビザ)」。

これまで人気を集めていた「タイランド・プリビレッジ(旧:タイランドエリート)」に代わり、新たな選択肢として話題になっています。

ですが、両者にはさまざまな違いがあり、自分に合うビザを選ぶには、きちんとした情報収集が必要です。

本記事ではDTVビザの特徴や取得条件、タイランドエリートとの比較、注意点まで詳しく解説していきます。

目次

  1. DTVビザとは?注目のビザを解説
  2. DTVビザの申請
  3. タイランド・プリビレッジ(旧タイランドエリート)の比較
  4. 2つのビザを比較!DTVビザはどんな人におすすめ?
  5. タイのビザで注意すべきこと
  6. DTVビザとは?|まとめ
  7. DTVビザとは?|まとめ

DTVビザとは?注目のビザを解説

空港でビザを渡す様子

これまでタイでは、長期滞在ビザとして「タイランド・プリビレッジ(旧タイランドエリート)」が知られてきましたが、2024年に「DTVビザ(Destination Thailand Visa、通称デジタルノマドビザ)」が新しく登場し、注目を集めています。

まずは、DTVビザの特徴やメリット・デメリットなどを解説します。

DTVビザの特徴

DTVビザ(Destination Thailand Visa)は、2024年7月から導入された長期滞在向けのビザで、デジタルノマド・リモートワーカー・フリーランスなどを主な対象としています。

最長5年間の有効期間内で複数回の入国が可能。1回の入国につき最大180日間の滞在が認められています。

有効期間 発行日から最長5年間
入国の種類 マルチプルエントリー(複数回の入国可)
1回の滞在期間 最大180日(6ヶ月)
延長 可(1回の滞在につき1回まで)
主な対象者 デジタルノマド/リモートワーカー/
フリーランス/ソフトパワー関連活動従事者
対象年齢 20歳以上

DTVビザのメリット・デメリット

DTVビザは、費用面や申請の手軽さといった魅力がある一方で、制度上の制限も存在します。

ここでは、DTVビザの特徴を元に、メリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット

DTVビザの大きな魅力は、取得にかかる費用が比較的安く、富裕層でなくても申請しやすい点です。

必要書類が少なく、オンライン上で申請のほとんどが完結します。

さらに、1回の入国で最長180日間の滞在が可能で、一定の条件を満たせば延長も可能です。

最大で5年間の滞在が実現できるため、リモートワークやノマド生活を長期的に続けたい方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

DTVビザは、180日ごとに一度タイ国外へ出国する必要があり、実質的には年に2回の出入国が求められます。

頻繁な移動が難しい方にとっては、やや負担に感じるかもしれません。

また、DTVビザではタイ国内での雇用や現地採用による就労は認められていない点にも注意が必要です。

現地で新たなキャリアを築きたい方には、不向きなビザともいえるでしょう。

DTVビザの取得条件

DTVビザは、タイを拠点にリモートワークやフリーランスとして活動する方、または長期にわたって文化・教育活動に参加する方を対象としたビザです。

たとえば、デジタルノマドやリモートワーカー、フリーランスのほか、ムエタイやタイ料理、スポーツ、医療・セミナー・芸術・音楽などを学ぶ方も含まれます。

また、申請には、50万バーツ以上(約250万円)の銀行残高証明書が必要です。

DTVビザの申請

ザの申請をしている様子

DTVビザ(Destination Thailand Visa)は、オンラインで完結できる手続きが多く、必要書類も比較的シンプルです。

ただし、申請にあたっては一定の準備期間や所定の手続きが必要となるため、事前の確認が欠かせません。

ここでは、DTVビザの申請に必要な書類、費用、そして申請手順について詳しく紹介します。

DTVビザの申請に必要な書類

DTVビザの申請には、身分証明のほか、滞在目的を証明する書類が求められます。必要書類は以下の通りです。

項目 詳細
パスポートのコピー 有効期限が6ヶ月以上あるもの
証明写真 縦4.5cm x 横3.5cm、6ヶ月以内に撮影
銀行残高証明書 50万バーツ以上(約250万円相当)の残高が確認できる証明書

※保証人や機関からの旅費支援証明でも代替可
航空券予約確認書 申請者の氏名、便名、タイへの入国日が明記
滞在先を証明する書類 ホテル予約確認書、アパート・コンドミニアムの契約書など
滞在目的を証明する書類(目的に応じて) リモートワーク・フリーランスの場合:
業務委託契約書、職務内容の説明書類など

体験学習目的の場合:
登録証、受講証明書、招待状など(例:ムエタイ、料理、セミナー参加など)

その他(必要に応じて) 英語またはタイ語での翻訳が必要な場合あり

ビザの申請内容や個々の状況によっては、上記以外の追加書類を求められるケースもあります。最新の情報や申請条件は、必ずタイ外務省公式サイトまたは申請代行機関で確認するようにしましょう。

DTVビザの申請にかかる費用

TVビザの申請費用は約10,000〜15,000バーツ程度、日本国内で申請する場合は、52,000円が必要です。

また、代理申請(ビザ代行サービス)を利用する場合は、さらに8,000〜30,000バーツ程度の代行手数料が加算されるケースもあります。

さらに、DTVビザは、再び入国する際には、以下の再入国許可証(リエントリーパーミット)が必要です。

  • シングル再入国許可証:1,000バーツ程度
  • マルチプル再入国許可証:3,800バーツ程度

長期で滞在する際のコストとして把握しておきましょう。

DTVビザの申請方法

DTVビザの申請は、オンラインを中心とした手続きで完結します。主な流れは以下の通りです。

  1. オンライン申請フォームを記入
    公式サイトにアクセスし、オンライン申請フォームに必要事項を入力します
  2. 必要書類をアップロード
    パスポートや証明写真、滞在目的を示す書類、銀行残高証明などをアップロードします
  3. 書類審査を受ける
    提出書類が審査され、問題がなければ承認されます
  4. ビザの発行・受け取り
    書類が承認されると、タイ国内の入国管理局、または居住国のタイ大使館・領事館にてビザを受け取れます

申請書類の不備や、翻訳の有無によって処理に時間がかかることがあります。余裕をもって準備しましょう。

タイランド・プリビレッジ(旧タイランドエリート)の比較

タイのビザ

DTVビザとよく比較されるのが「タイランド・プリビレッジ」です。いずれも長期滞在が可能なビザですが、取得条件や滞在スタイル、費用面に違いがあります。

ここでは、タイランド・プリビレッジとDTVビザを比較します。

タイランド・プリビレッジとは?

「タイランド・プリビレッジ(Thailand Privilege)」は、メンバーシップ制の長期滞在プログラムです。

会員になることで、最長20年の滞在資格が得られるだけでなく、空港でのVIP待遇、銀行口座の開設サポート、ゴルフ・スパなどの特典が付帯します。

DTVビザとエリートビザの違い

DTVビザとタイランド・プリビレッジ(旧タイランドエリート)は、どちらも長期滞在向けのビザですが、対象者や費用、サポート体制に大きな違いがあります。

DTVビザは、リモートワーカーやフリーランスを主な対象とし、比較的リーズナブルな費用で申請可能です(約52,000円〜)。

1回の入国で最長180日間の滞在が認められ、5年間有効ですが、180日ごとに一度タイ国外への出国が必要です。手続きはオンライン中心で、必要書類も少なめな点が特徴です。

一方で、タイランド・プリビレッジは、富裕層や長期リタイア層向けのラグジュアリーな滞在プログラムで、最低でも約360万円(約90万バーツ)からの加入費用が必要です。

滞在期間はプランにより5年〜20年と幅広く、入出国制限が少なく、空港送迎や銀行口座開設のサポート、家族帯同可など、手厚い特典が充実しています。

比較項目 DTVビザ タイランド・プリビレッジ
申請費用 約5〜8万円 約360万円〜
対象者 リモートワーカー、フリーランス 富裕層、投資家、リタイア層
滞在期間 最大180日/入国、最長5年 プランにより最長20年滞在可
再入国制限 180日ごとに出国義務あり 基本的になし

2つのビザを比較!DTVビザはどんな人におすすめ?

タイの空港

それぞれのビザは特徴が異なるため、自分に合った選択をすることが大切です。

ここでは、DTVビザとタイランド・プリビレッジが、それぞれどんな人におすすめなのかを紹介します。

DTVビザがおすすめな人

DTVビザは、ノマドワーカーやリモートで働くフリーランス向けに設計され、費用も抑えられているため、コストを重視する個人やカジュアルな長期滞在を希望する方に向いています。

タイランド・プリビレッジがおすすめな人

一方で、タイランド・プリビレッジは、快適さ・サポート・ステータス性を重視する方向けの制度です。

滞在中の利便性を追求したい方、頻繁にタイを訪れる富裕層やリタイア後のセカンドライフを過ごしたい方に適しています。

タイのビザで注意すべきこと

ビザの申請書に記入している様子

タイでは、観光・リモートワーク・就労などビザごとに明確なルールと制限があります。

例えば、DTVビザは、タイ国内での就職活動は原則禁止です。

タイで働く予定がある場合は、就労ビザ(ノンBビザ)やワークパーミットの取得が必要になります。
就労状況によって必要なビザが異なるため、目的に応じたビザを選びましょう。

また、それぞれのビザは、今後制度変更がある可能性もあります。
申請前には、必ず最新情報を確認しておきましょう。

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DTVビザとは?|まとめ

DTVビザ(Destination Thailand Visa)は、リモートワーカーやフリーランスなど、柔軟な働き方をする人に向けた、タイの新しい長期滞在ビザです。
比較的手ごろな費用で、最長5年間の滞在が可能になります。

一方で、180日ごとの出国や、タイ国内での就労が認められていないなどの制約もあるため、自身のライフスタイルに合っているかを見極めることが大切です。

ビザの特徴や注意点を正しく理解し、自分にとって心地よいタイでの滞在スタイルを見つけてくださいね。

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