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タイの長期滞在ビザ(LTR)とは?取得できる条件や手続きを分かりやすく解説

タイの長期滞在ビザ(LTR)とは?取得できる条件や手続きを分かりやすく解説
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世界中の企業が進出していて、アジアで人気の観光地であるタイでは、2022年9月1日から長期滞在ビザ(LTR)と呼ばれる新しいビザの取得ができるようになりました

この記事では、タイの長期滞在ビザ(LTR)について、取得する条件やメリット、手続きなどを分かりやすく解説します。

タイの長期滞在ビザ(LTR)とは

タイの長期滞在ビザ(LTR)は、外国人の中でも富裕層、高度な技術を有する人材を対象とした新しいビザ制度で、(LTR)はLong-Term Resident VISAの略称です。

生活やビジネス拠点としてのタイの魅力を高めること、ポテンシャルの高い外国人居住者、技術・人材を呼び寄せて、タイ国内の経済成長させることを目的としています

タイ政府は、長期滞在ビザ(LTR)取得者には税制や税制以外のさまざまな特典を提供し、今後5年間で100万人の富裕層や優秀な外国人居住者を呼び込むことを目標に掲げています。

タイの長期滞在ビザ(LTR)を取得するメリット

タイ政府が掲げている長期滞在ビザ(LTR)保有者の特典は、以下の通りです。

  • 滞在期間10年更新可能のビザ取得(最初に5年、条件を満たすことで5年延長)
  • タイでの就労許可(デジタル労働許可証)
  • 入国管理局への報告を90日レポートから1年レポートに延長
  • 再入国許可申請の取得が不要
  • 外国人1人に対し、タイ国民を4人雇用する義務の撤廃
  • 高度専門職の場合にのみ、所得税が17%に減税
  • 国際空港におけるファストトラックサービスが利用可能
  • 入国手続き及び労働許可証の発行はワンストップサービスセンターで円滑に手続き可能

長期滞在ビザ(LTR)保有者には、年に1度の居住地報告の義務が発生しますが、これまで外国人居住者に関して行われていた規制が、税金面も含めて全体的に緩和されることになります。

特に、高度な技術を有する外国人専門家は、長期滞在ビザ(LTR)を取得することで、タイでの就労がしやすくなるでしょう。

タイの長期滞在ビザ(LTR)を取得するための条件

タイの長期滞在ビザ(LTR)の取得は、誰でもできるわけではありません

長期滞在ビザ(LTR)は、以下のような人材を対象としたビザ制度です。

  • 富裕層
  • 富裕層(年金受給者)
  • タイを拠点とする専門家
  • 高度な技術を有する専門職

ここからは、タイの長期滞在ビザ(LTR)を取得するための条件について、詳しく説明していきます。

富裕層

長期滞在ビザ(LTR)を取得できる富裕層の条件は、以下の通りです。

  • 純資産100万ドル以上
  • 直近2年間の個人所得が年間8万ドル以上
  • タイ国内への投資額が50万ドル以上(国債、企業・公社、ベンチャーキャピタル、不動産など)

さらに、以下のいずれかを有している必要があります。

  • 5万ドル以上の健康保険
  • タイ国内での入院・治療費を保証する社会保障
  • 10万ドル以上の銀行預金

富裕層(年金受給者)

長期滞在ビザ(LTR)を取得できる富裕層(年金受給者)の条件は、以下の通りです。

  • 50歳以上で定期的な年金収入がある
  • 直近2年間の個人所得が年間8万ドル以上または直近2年間の個人所得が年間4万ドル以上8万ドル未満で、タイ国内への投資額が25万ドル以上(国債、企業・公社、ベンチャーキャピタル、不動産など)

また、年金受給者の場合も、以下のいずれかを有している必要があります。

  • 5万ドル以上の健康保険
  • タイ国内での入院・治療費を保証する社会保障
  • 10万ドル以上の銀行預金

タイを拠点とする専門家

長期滞在ビザ(LTR)を取得できる専門家の条件は、以下の通りです。

  • 直近2年間の個人所得が年間8万ドル以上または直近2年間の個人所得が年間4万ドル以上8万ドル未満で、修士号以上の学位取得者、知的財産の所有者、シリーズA資金(スタートアップに対する投資)の調達者のいずれかに該当する
  • 申請日までの直近10年間で、現在の雇用に関連する分野での実務経験が5年以上
  • 出身国で上場企業に所属しているか、または創業3年以上かつ直近3年間で1億5,000万ドル以上の売上があること

また、タイを拠点にする専門家も、以下のいずれかを有している必要があります。

  • 5万ドル以上の健康保険
  • タイ国内での入院・治療費を保証する社会保障
  • 10万ドル以上の銀行預金

高度な技術を有する専門職

長期滞在ビザ(LTR)を取得できる高度技術専門職の条件は、以下の通りです。

  • 直近2年間の個人所得が年間8万ドル以上または直近2年間の個人所得が年間4万ドル以上8万ドル未満で、科学技術分野の修士号以上の学位、またはタイでの職務に関連して高度な専門知識を有する
  • タイ国内の高等教育機関、研究機関、専修研修機関、政府機関での就労証明を有する
  • 以下の対象産業における5年以上の実務経験(ただし、対象産業の関連分野の博士号以上の取得者、またはタイ政府機関に勤務する申請者は除く)

 

  • 次世代自動車産業(ハイブリッド・電気・燃料電池・天然ガス)
  • スマートエレクトロニクス
  • 自動化・ロボット産業
  • 航空産業
  • デジタル産業
  • バイオ燃料・生化学
  • 高付加価値食品開発
  • 農業及びバイオテクノロジー
  • 富裕層向け観光産業
  • 医療産業
  • 防衛産業
  • 人材開発および対象産業における研究開発
  • 循環経済を直接的かつ大幅に促進する産業(水資源管理など)
  • 国家競争力強化政策委員会で承認された20年間の国家戦略計画に基づいたその他の対象産業

また、高度な技術を有する専門職も、以下のいずれかを有している必要があります。

  • 5万ドル以上の健康保険
  • タイ国内での入院・治療費を保証する社会保障
  • 10万ドル以上の銀行預金

タイの長期滞在ビザ(LTR)の申請費用

タイの長期滞在ビザ(LTR)の申請費用は1名につき日本円で220,000円、タイ国内で取得する場合は50,000THBです。

各国の為替レートによって申請費用は異なります

また、タイでの就労希望者が受け取るデジタル労働許可証は、維持するための手数料として年間3,000 THBが必要です。

タイの長期滞在ビザ(LTR)の申請手続き

タイの長期滞在ビザ(LTR)の申請手続きは、BOI運営の専用オンラインで行います

以下が、申請手続きの一連の流れです。

  1. 長期滞在ビザ(LTR)の申請書と必要書類をオンラインで登録、提出を行う
  2. すべての書類が受理されると、提出後20営業日以内に審査結果が通知される
  3. BOIより承認を得られた申請者は、承認書発行日より60日以内に長期滞在ビザ(LTR)の発行申請を行う(タイ王国大使館・タイ王国総領事館、またはタイ入国管理局)
  4. 長期滞在ビザ(LTR)取得者がタイで働く場合は、デジタル労働許可証を受け取る(バンコクのワンストップサービスセンターにある雇用局または地方の労働局)

最後に

今回は、タイで新しく導入された長期滞在ビザ(LTR)の取得条件や費用について紹介しました。

長期滞在ビザ(LTR)を取得すれば、さまざまな特典を受けることができ、タイでの長期的な生活がより簡単にできるようになります。

タイを拠点として長期的な生活を始めるには、住み心地の良い住居が必要です。

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物件のご案内時には、タイでの生活情報も合わせて紹介させていただきます

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