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タイの関税について徹底解説!関税率の調べ方やQ&A

タイの関税について徹底解説!関税率の調べ方やQ&A

今回は、タイの関税について徹底的に解説していきます。

そもそも「関税とは一体何なのか」という初歩的な部分から、関税率の調べ方や税金に関する様々な部分まで分かりやすく説明いたします。

タイの関税について疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

関税について

関税について

まず初めに、関税についてご説明いたします。

関税とは、輸入する品物に対して課される税金のことを指します。

どうして関税が必要なのか。

それは、外国からの安価な品物に税金をかけず輸入してしまうと、日本国内の産業が衰退してしまう恐れがあるためです。

国内産業の保護や市場経済の混乱防止をはじめ、日本の財源を守るために、関税は存在しています。

また、関税の税率のことを「関税率」といい、国によって関税率は異なり、原産国や品目によってその税率は変わってきます。

タイの関税

タイの関税

ここからはタイの関税についてみていきましょう。

タイの関税一覧や、種類は以下の通りです。

タイの関税一覧

タイの関税は、以下のような種類の税率から成り立っています。

  1. 一般税率
  2. 自由貿易協定の適用
  3. ASEAN共通効果特恵関税
  4. 一般特恵関税制度
  5. 世界的貿易特恵関税制度

タイの関税の種類

タイの関税は2種類に分けられます。

【従価税】
商品の取引価格を基準に課税される税金。
価格が高いほど、税率は高くなる

【従量税】
容量・面積などを基準に課税される税金。
量が多いほど、税率は高くなる

基本的には「従価税」が課されることが一般的です。

しかし、中には「従量税」が課される品目も存在します。

HSコード

日本語では「関税番号」や「税番」などと呼ばれる、関税率を決める際に使用される世界共通の品目番号のことを「HSコード」といいます。

現在では、200カ国以上の国と地域がこのHSコードを使用しています。

最初の6桁は世界共通となっており、7桁目以降の桁数や数字は国によって異なります。

タイ製品の品目分類

現在、タイ製品の関税品目は世界関税機構(WCO)の「Harmonized Commodity Description and Coding協定」に基づいて分類されています。

タイの関税番号は2012年に変更され、以下の新関税番号が導入されました。

【HS2012(6桁)+AHTN2012(2桁)+税率表示番号(2桁)】

関税率の調べ方

関税率の調べ方

次は、タイの関税率の調べ方についてみていきましょう。

品物を輸入する際は輸出先のFTA関税率を知ることが必要です。

  1. 課税対象となる品目のHSコードを調べる
  2. 輸出入先の国と日本の間にFTAが存在しているか調べる
  3. FTA関税率・相手国の関税率・現地産規則を協定分で確認する
  4. 輸出入先の国と日本の間に他のFTAが存在しているか調べる
  5. 他のFTAが存在する場合、関税率を比較してより有利なFTAを選択する

FTA関税率を上記の方法で輸入品ごとに調べるのは大変ですよね。

そこでおすすめしたいのが、「World Tariff」「RULES OF ORIGIN FACILITATOR」を使用する方法です。

World Tariff

World Tariffは、FedEx社が運営する関税データベースです。

世界175カ国の関税率や関税に関する情報が掲載されており、タイはもちろん、様々な国との取引時に役立ちます

最も低い税率が原産国別に表示され、特得関税なども確認することができるため、非常に使いやすいデータベースとなっています。

RULES OF ORIGIN FACILITATOR

RULES OF ORIGIN FACILITATORは、無料で使用できる関税削減ツールです。

複雑化した関税調査の手間を省いて、中小企業の貿易産業がより活発化することを目的として作られました。

WTO・WCO・ITCが合同で開発しているので安心感もあり、使いやすいツールとなっています。

世界190か国もの国で使用されている貿易協定のデータが入っており、簡単に情報を抽出できます。

無料でこんなにものツールを使用できるのは、とても有難いですよね。

事前教示制度・税関・専門家

「ここまで見てきたけど、やっぱり税率の調べ方がよく分からない」「自分一人で調べるのは不安」だという方は、事前教示制度や税関、専門家などに相談することをオススメします。

事前教示制度とは、輸入品のHSコードを税関へ事前に問い合わせを行い、教示してもらう制度です。

教示方法は口頭や書面、電子メールなどの方法があります。

タイの関税についてのQ&A

タイの関税についてのQ&A

ここからは、タイの関税について皆様が感じる疑問についてお答えしていきます。

皆様の疑問を解消できましたら幸いです。

関税がかかるものは?

FOB価格が1,500バーツ(約5,850円)以上、4万バーツ以下の物には関税が課税されます。

通関時には、監視カメラによる録画がなされ、X線検査が行われます。

この際の輸入関税は、CIF価格×輸入税率で算出が可能です。

関税がかからないものは?

CIF価格が1,500バーツ(約5,850円)を超えないものであれば、輸入関税が免除されるとされています。

※CIF価格…FOB価格+運賃+保険料

現金を持ち出すには?

タイでは、45万バーツを超える現金の持ち出しには申告が必要になります。

また、日本への申告も必要となるので高額の持ち出しの場合には十分注意してください。

タイの免税手続きについて

タイでは、「VAT REFUND FOR TOURISTS」という表示がある店で、合計2000バーツ以上の買い物を行った際に、消費税(VAT)の7%分が戻ってくる制度が用意されています。

条件を満たして、かつ所定の手続きを行った方が対象となりますので、タイで買い物を行う際には、前もって以下の条件・手続き方法を確認しておきましょう。

【払い戻し請求の条件】

  1. 購入品は、未開封・未使用の状態であること
  2. タイ人・航空会社の乗務員以外の外国人旅行客であること
  3. タイへの滞在が180日未満であること
  4. バンコク・プーケット・チェンマイなどの国際空港からタイを出国すること(空路で)
  5. 購入してから60日内に払い戻しを申請すること(本人が)

【払い戻しの手続き方法】

  1. 購入した店で
     パスポートを提示。「VAT払い戻し申請書」を貰い、必要事項を記入する。
     この時、「税金請求書」も合わせて貰っておく。
  2. チェックイン前に
     空港の税関カウンターに行き、
     VAT払い戻し申請書/税金請求書/パスポート/購入品を提示する。
     税関職員に認証のスタンプを貰う。
  3. チェックイン後に
     VAT払い戻しセンターに行き、再度以下の書類を提示する。
     VAT払い戻し申請書/税金請求書/パスポート/購入品

タイの関税について徹底解説!関税率の調べ方やQ&A|まとめ

関税は、日本の経済や財源を守るためのものです。

関税といわれると「よく分からない」「難しそう」と先入観を持ってしまう物だと思います。

ですが、定められた関税をしっかりと納税することは、輸入時には必ず必要となってきます。

タイからの輸入をお考えの方は、ぜひ今回の記事を参考になさってくださいね。

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