タイへの駐在が決まり、お子さんと一緒に新しい生活をスタートするとなると、何かと不安なことも多く、何から準備をしたらいいかわからないという方も多いのではないでしょうか?
異国の地での生活は不安も大きいですが、適切な準備と知識があれば、家族全員にとって素晴らしい経験になります。
この記事では、タイでの子連れ駐在を成功させるための重要なポイントを詳しく解説します。
目次
子連れでタイに行く際の注意点

タイでの駐在生活を始める前に、いくつかの注意点を把握しておくことが大切です。
日本とは異なる環境や文化に子どもが適応できるよう、事前の準備が欠かせません。
ここでは、お子さま連れでタイに駐在することになったときの注意点についてご紹介します。
引っ越しは早めに準備を!
タイへの引っ越しは、思っている以上に時間がかかるものです。
特にお子さま連れの場合は、子どもの教育環境や生活環境の整備も含めて考える必要があります。
- 赴任が決まったら最低でも3ヶ月前から準備を始める
- 子どもの学校や幼稚園の入園・入学手続きを優先する
- 現地の気候に合わせた衣類や必需品のリストを作成する
これらの準備を早めに始めることで、引っ越し当日の混乱を最小限に抑えることができます。
また、バンコクでは日系の幼稚園や保育園も多数ありますが、人気の施設は早めに満員になることもあるため、教育機関の選定も早い段階で行うことをおすすめします。
手続き関係の作業が多い
タイへの駐在には、さまざまな手続きが必要です。
特に、お子さまも一緒にタイに行く場合は、お子さまのためのビザや予防接種など追加の手続きが発生します。
タイへの駐在が決まったら、まずお子さまのパスポート作成も優先しましょう。
産まれたばかりの赤ちゃんの場合、申請は代理で行い、受け取りのみ本人を連れて行くという方法があります。
さらに、海外転出届や住民票、マイナンバーカード、免許証、銀行口座などの手続きも忘れずに行いましょう。
「海外赴任ガイド」などの資料を参考にすると、準備チャートなどが分かりやすくまとまっているので便利です。
子連れでタイに駐在する際の物件選びのポイント

タイでの生活の質を大きく左右するのが住居選びで、安全性や周辺環境、教育施設へのアクセスなどを重視すると良いでしょう。
以下で、物件を選ぶ際に優先してチェックしておきたいポイントを具体的に解説していきます。
日本人ファミリーにおすすめのエリアを探す
タイで日本人ファミリーに最も人気があるのは、バンコクのアソーク~エカマイエリアです。
特にBTSプロンポン駅、トンロー駅を中心としたエリアは、日本料理店や日系スーパーが多く、日本食を楽しむことができます。
このエリアには日本人を対象とした学習塾やダンススタジオ、日系幼稚園も多くあり、日本に近い環境で子育てをすることが可能です。
アソーク~エカマイエリアにあるファミリータイプの物件は日本人家族に大人気で、アパートによっては日本人居住率100%というところもあります。
ただし、このエリアは渋滞がひどく、ソイ39〜49は冠水しやすいエリアでもあるため、物件選びの際には注意が必要です。
また、歩道が狭く車も多いため、小さなお子さんと歩く場合は安全面に配慮する必要があります。
スクールに通うかなども考慮する
子どもの教育環境は、物件選びの重要な要素の一つです。タイでは、日系幼稚園や国際学校など、さまざまな教育オプションがあります。
小さなお子さんがいる場合は、日系幼稚園が近くにある物件を選ぶと便利です。
また、習い事を重視する場合は、ソイ39のバイオハウスという建物の周辺が人気です。
ここには多くの習い事施設が入っており、渋滞の激しいバンコクでは歩いて送り迎えができる立地が重宝されています。
病院へのアクセスも重要なポイントです。
赤ちゃんがいる家庭では、日本語対応ができるサミティベート病院が近いソイ49周辺が人気です。
渋滞の激しいバンコクでは、病院に歩いていける距離に住むことが大きな安心材料になります。
アフターサービスがしっかりしている不動産会社を探す
タイでの物件探しでは、日本語対応可能で信頼できる不動産会社を探すことが重要です。
契約前に物件の内見を行い、子どもの安全面に問題がないか、生活に必要な設備が整っているかを確認しておきたいため、内見を実施している不動産会社を選ぶ必要があります。
また、良い不動産会社は、物件紹介だけでなく入居後のサポートも充実しています。
例えば、家具・家電のトラブル対応や、周辺施設の案内、緊急時の対応など、生活全般をサポートしてくれる会社を選ぶと安心です。
不動産会社を探す際は、上記のような点を重視して選ぶようにしましょう。
子連れでタイ駐在をする前の準備について

タイでの新生活をスムーズに始めるためには、出発前の準備が重要です。
特に子連れの場合は、子どもの健康や安全に関する準備を怠らないようにしましょう。
パスポート・ビザの手続き
タイへの駐在には、家族全員分のパスポートとビザが必要です。
子どものパスポート取得は時間がかかることがあるため、早めに手続きを始めましょう。
子どものパスポート申請は、赴任が決まった段階で早めに行うことをおすすめします。
また、ビザの申請にもパスポートが必要になるため、パスポート取得は優先的に行うべき手続きの一つです。
ビザについては、駐在員の家族は通常「Non-Immigrant O(家族滞在)ビザ」を取得します。
申請には、結婚証明書や出生証明書など、家族関係を証明する書類が必要になることがあります。
これらの書類は日本語から英語への翻訳が必要な場合もあるため、余裕を持って準備しましょう。
転出届などの手続き
日本を離れる前に、住民票の転出届や国民健康保険の脱退手続きなど、各種行政手続きを忘れずに行いましょう。
海外転出届は、出国予定日の14日前から手続き可能です。
この手続きを行うことで、住民票が「転出(海外)」の状態になります。
また、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなどの取得・更新も必要に応じて行っておきましょう。
銀行口座については、海外でも利用できるようにインターネットバンキングの設定を確認し、必要に応じて海外送金の手続きも準備しておくと便利です。
また、クレジットカードの海外利用設定や、緊急連絡先の登録なども忘れずに行いましょう。
タイに行く際にあると便利なもの
タイでの生活をより快適にするために、日本から持っていくと便利なものがあります。
子連れでの駐在を検討するなら、子どもの健康や安全に関するアイテムを優先的に準備しましょう。
- 常備薬(特に子ども用の解熱剤や胃腸薬)
- 日本の絵本や教材(現地での日本語学習用)
- 子どもの好きなおもちゃや安心グッズ
これらのアイテムは、子どもが新しい環境に適応する助けになります。
さらに、タイの気候は高温多湿なため、子どもの肌着や日焼け止め、虫よけなども日本から持参すると良いでしょう。
敏感肌の子どもの場合、日本製の肌に優しい製品を用意しておくと安心です。
子連れで駐在する方におすすめの物件

タイには、日本人ファミリーでも安心して過ごせる設備のある物件や広い間取りになっている物件が数多くあります。
ここでは、タイで快適な生活を送るために、特におすすめの物件をピックアップして具体的に紹介しますので、参考にしてください。
CNC ヘリテージ
CNC ヘリテージは、管理の良さで定評のあるCNCグループの物件です。
2007年築の8階建て、全25室の物件で、日本人入居率は80%と高く、日本人コミュニティが形成されています。
設備面では、電気代、水道代、インターネットが賃料に含まれており、家具・家電付きで入居後すぐに生活を始めることが可能です。
また、ファンクションルームも完備されているため、子どもの遊び場としても活用できます。
部屋のタイプは1ベッドルームから3ベッドルームまであり、家族の人数に合わせて選ぶことができます。
特に3ベッドルームは154〜174㎡と広々としており、子どもの成長にも対応できる広さです。
ハーモニック レジデンス シラチャ
ハーモニック レジデンス シラチャは、東急グループによる安心のアパート運営が特徴の物件です。
2015年築の2階建て、全180室の物件で、日本人入居率は100%と、完全な日本人コミュニティとなっています。
設備面では、テニスコート、レジデンスラウンジ、バスケットコート、BBQピッチなどが完備されており、子どもが思い切り遊べる環境が整っています。
また、家具・家電付きで、日本のテレビも設置可能です。
部屋のタイプは2ベッドルームから4ベッドルームまであり、大家族でも快適に過ごせる広さが確保されています。
特に4ベッドルームは139㎡と広々としており、子どもの成長に合わせた部屋割りも可能です。
子連れでのタイ駐在は注意点が多い?|まとめ
タイでの子連れ駐在は、確かに準備や注意点が多いですが、適切な計画と知識があれば、家族全員にとって素晴らしい経験になります。
タイは子どもに優しい国として知られており、子連れでも多くの場所に行くことができます。
また、バンコクには日系の幼稚園や学校、病院も多く、日本語環境での子育てが可能です。
物件選びでは、日本人コミュニティが形成されている場所を選ぶと、子どもの友達づくりもスムーズになります。
最後に、タイでの駐在生活を始める前に、現地の文化や習慣についても学んでおくと、より円滑に新生活に適応できるでしょう。
現地の情報や注意点などは、dearlife by RENOSYにご相談ください。
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