タイに移住することが決まった方にとって、気になるのが治安ではないでしょうか?日本は治安がよく、女性の夜の一人歩きも比較的安全ですが、タイはどうなのでしょう。
今回は、外務省のHPを参考に、タイの最新の治安情報をまとめて紹介していきます。
タイの治安は決して悪いわけではない

タイは外国ということで、治安が悪いと考える場合もあるでしょう。しかし、タイは決して治安の悪い国ではありません。しかし、注意をしたいのは日本よりも治安が悪いといえる点です。
タイで特に注意をしたいのは軽犯罪です。警察が発表している数字は日本よりもはるかに少ないですが、人口の差や警察が把握できていない数字もあります。また、2015年8月には首都バンコクで爆発テロ事件が2回も起きました。
2度目のテロにおいては被害者がいなかったのですが、1回目のテロは観光地で起きたことによって死者20名もだしてしまう大きなテロとなったのです。
そのあとは大きなテロは起きていないですが、反政府組織によるデモ活動が大きくなる可能性があります。
そのため、最新の情報を常に入手するようにしましょう。
特に観光地や人が集まる場所では貴重品の管理や周囲の状況に敏感になり、不安定な情勢が発生した場合は速やかに避難することが求められます。
地元のニュースや外務省の発表などを確認し、リアルタイムで情報を得ることで、安全かつ快適な滞在を実現できるでしょう。
タイの治安は安全?外務省HPの危険度をチェック
外務省の海外安全ホームページでは、国や地域ごとの危険度を次の3段階に分けて表示しています。
- レベル1:十分注意
- レベル2:不要不急の渡航中止
- レベル3:渡航中止勧告
タイ国内でも地域によって危険度は異なります。レベル2もしくはレベル3に指定されている地域については訪れないようにしましょう。
危険度は時期によっても変わるので、外務省の海外安全ホームページは定期的にチェックすることをおすすめします。
タイ国内で治安が特に悪い場所とは?【最新版】

それでは、タイのなかでも実際にどのような場所が危険度レベル1〜3に設定されているのでしょうか。2020年3月現在の最新情報をご紹介します。
【十分注意が必要】レベル1の地域とは?
タイ国内で危険度がレベル1に設定されているのは、首都バンコクです。移住する方のほとんどは、バンコクで働き、バンコクで暮らすことになるのではないでしょうか。
レベル1とはいえ、危険度が低いとはいえません。日本と比較すると治安は悪いとされていますので、日常生活においても注意が必要です。
ちなみに、タイの東部に位置する、プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域)についても、レベル1に指定されています。
【不要不急の渡航中止】レベル2の地域とは?
タイの南部に位置する、ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)については、危険度レベル2に指定されています。レベル2とは警戒が必要であるとされるレベルのことです。より治安の懸念が高まっている可能性があります。
訪問する場合はリアルタイムの安全情報を必ず確認してください。タイミングによっては渡航中止勧告である地域に変わる可能性もあるでしょう。
【渡航中止勧告】レベル3の地域とは?
レベル2に指定されている、ソンクラー県より更に南に位置する、ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)はレベル3です。渡航するのはやめましょう。
タイで治安が良い場所はある?

それではタイで治安が良い場所はどこなのでしょうか。タイにも危険な場所と危険でない場所があるので、まずどのエリアが危険でないのかを把握することが重要です。
危険度レベルに設定されていない場所
タイでは基本的に外務省が設定している危険1〜3以外の場所は危険ではないと判断されています。しかし、危険度レベルはあくまで一般的なガイドラインであり、個別の地域や状況によって異なります。そのため、住むエリアを選ぶときの1つの基準にできます。
安全なエリアを選ぶ際には、地元の人々や現地の安全情報を参考にすることも大切です。そこで、地元を熟知している不動産会社に依頼をするようにしましょう。不動産会社は物件情報だけでなく周辺の治安についても知り尽くしていることが一般的です。
どの場所でも注意は必要
いくら危険度設定をされていないといっても、注意は必要です。公共の場での犯罪や盗難が増加することもあるため、出来る限り一人で夜遅く出歩くことは避けるべきでしょう。どうしても夜出歩く必要のある場合は、信頼できる人と行動するか信頼できるタクシーを利用することがおすすめです。
タイで日本人が犯罪に巻き込まれるケースとは?

タイで安全に過ごすためには、日本人がどのようなケースで犯罪に巻き込まれるかを把握することが必要です。ここでは、日本人がタイで犯罪に巻き込まれやすいケースを紹介しています。これらに対する対策をすることで、危険度を下げることができるでしょう。
- ひったくりやスリ
- 公共交通機関での犯罪
ひったくりやスリ
タイで日本人が巻き込まれる犯罪としてまず挙げられるのがひったくりやスリです。スリの被害が発生しやすいのは人が多い繁華街がメインです。
しかし、そのほかの場所であっても発生する可能性があるので注意をするようにしましょう。
公共交通機関や観光名所、そのほか市街地などでも注意が必要です。
防犯対策としては、貴重品を必要最小限に絞り、外部に露出しないようにすることが挙げられます。また、バッグや財布を確実に閉め、盗難対策のための工夫も欠かせません。
公共交通機関での犯罪
タイにはトゥクトゥクとよばれる三輪タクシーや、乗り合いタクシーであるソンテオがあります。普段は便利なのですが、運転手が犯人であったといった事件も起こっています。いきなり、運転手に脅されて貴重品を奪われたといったケースもあったので十分に注意が必要です。
そのため、このような公共交通機関であってもできる限り一人で利用するのは避けるようにしましょう。また、信頼できる交通手段を利用することや、運転前に料金を確認することも安全面において対策の1つになります
安全な公共交通機関の情報は、地元の人に聞くのが一番です。まだ、タイに知り合いがいない場合は信頼できる不動産会社から情報を得るようにしましょう。
タイで日本人が犯罪に巻き込まれる要因とは?

ここまで説明したような犯罪に巻き込まれないためにも対策が必要です。タイで犯罪に巻き込まれないために、次のようなことは避けるようにしましょう。
- 夜遅く一人で出歩く
- 大金や貴重品を見せる
- 目立つ服装をする
夜遅く一人で出歩く
タイでは危険地域に設定されていることはもちろんですが、ほかの場所でも女性が夜遅く一人で出歩くことは避けるべきです。夜間の一人歩きは犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
特に暗い道や人通りの少ない場所は避けるようにしましょう。また、どうしても夜出歩く場合はタクシーなどを利用することが必要です。
大金や貴重品を見せる
大金や貴金属などを公然と見せることは犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
特に観光地では犯罪が発生しやすいため、お金や貴金属などを持っている場合は取り扱いに注意が必要です。例えば、高級な装飾品や高額な財布を見せびらかすことは、盗難や詐欺の対象になる可能性があります。
外出をするときは出来る限り最小限の現金を持ち歩き、ほかの貴重品は安全な場所に保管しておいて持ち歩かないようにしましょう。
目立つ服装をする
犯罪に巻き込まれる要因の一つに目立つ服装をしていることが挙げられます。
出来る限り目立たない、もしくは現地の人と同じような恰好をしていると犯罪に巻き込まれにくくなる可能性があります。特に観光地に行く場合は注意が必要です。
観光地に行く際には、地元の文化や習慣に合わせた服装を選び、過度な露出や高価な装飾品は控えるようにしましょう。特に夜は昼間以上に注意をすることが重要です。地元の人から情報を得て地元に馴染むような工夫をするようにしましょう。
タイで住まいの探すポイント

タイで住まいを探すときに、安全に過ごすために次のようなポイントを意識してください。
- 夜の様子を確認する
- 信頼できる不動産会社を選ぶ
夜の様子を確認する
不動産を選ぶとき、昼だけでなく必ず夜も周辺の街の様子を確認するようにしてください。
例えば昼間にぎわっていても、夜になると誰もいなくなる、また治安が悪くなる場合もあります。また、家の周辺だけでなくよく利用する道路周辺を確認することも重要です。
さらに、周辺地域の地元住民と交流することもおすすめです。地元の人々の意見や経験を聞くことで、周辺エリアの治安について情報を得ることができます。
信頼できる不動産会社を選ぶ
信頼できる不動産会社に依頼することも、治安の悪い場所を避けるために必要なポイントです。不動産会社は地元の市場に通じており、安全性や詳細な情報を提供できることがあります。
口コミやレビューを確認し、実績のある不動産会社を選ぶことで安心感が高まります。家周辺の治安の面についても、よく不動産会社に確認をするようにしてください。不動産は治安面まで含めて選ぶことが重要です。
タイの治安は良い?悪い?|まとめ
今回は、タイの治安について外務省のホームページの情報を参考にまとめて紹介してきました。タイの国内には、特に危険とされている地域もあるので、訪れないようにしましょう。
また、首都のバンコクにおいても、スリや置き引きといった金品を狙った犯罪や、女性を狙った犯罪が発生しています。日本人が被害者になるケースもあるので、日常生活を送る上でも十分に注意が必要になります。
ディアライフ by RENOSYでは、バンコク市内の物件を多数取り扱っております。周辺の生活情報についても合わせてご紹介が可能です。女性の方にも安心の駅近物件もございます。
日本人スタッフが対応させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください!