タイ・バンコクに駐在予定の方で、交通手段が気になる方がいるのではないでしょうか?
タイには様々な交通機関があり選択肢の幅も広いため、買い物や通勤にも困らないエリアが多く存在します。
そこで今回は、タイ・バンコクの交通手段についてご紹介していきます!
交通手段は、住む場所を決めるにあたっても非常に重要な要素となりますので、タイ・バンコクへの駐在が決まっているという方は、ぜひ物件選びの参考してみてください。
タイ・バンコクの交通手段「電車」

バンコクの電車は3種類あります。
- 空港と市内を結ぶ「ARL(エアポートレールリンク)」
- 高架鉄道「BTS」
- 地下鉄「MRT」
上記3つがタイ・バンコクでは走っています。
それぞれ特色が異なりますので、順番に見ていきましょう。
タイ・バンコクの交通手段「ARL(エアポートレールリンク)」
ARL(エアポートレールリンク)はスワンナプーム空港とバンコク市内を結ぶ高架鉄道です。
マッカサン駅でMRTベチャブリ駅へ(徒歩4分)・パタヤイ駅でBTSスクンビット駅へ接続が可能となっています。
特急はパタヤイ行きとマッカサン行きが運行していますが、料金は異なります。
ARLの料金
サイアム(バンコク・スカイトレインの駅)からエアポートリンクでマッカサン駅(バンコク市内)に行く場合の運賃は、35バーツです。
パヤタイ駅(ラチャテウィー区)に行く運賃は、45バーツです。どちらもタクシーを利用するより安く利用できるのが特徴です。
タイ・バンコクの交通手段「BTS(スカイトレイン)」
バンコクで一番便利な路線はBTS(スカイトレイン)です。サイアムやアソークなど主要エリアにスムーズに行ける路線になります。
運行時間は6:00〜24:00と長く、時刻表はなく運行間隔は大体2分〜8分と次から次へと出発します。
日本でいう中央線にあたる路線だとイメージするとわかりやすいかもしれません。
- 1駅 16バーツ(日本円で約64円)
- 2駅 23バーツ(日本円で約92円)
- 3駅 26バーツ(日本円で約104円)
- 4駅 30バーツ(日本円で120円)
- 5駅 33バーツ(日本円で122円)
- 6駅 37バーツ(日本円で158円)
- 7駅 40バーツ(日本円で160円)
- 8駅 44バーツ(日本円で176円)
一駅あたりおよそ20円弱の値段になります。日本に比べとても安く利用できます。
また、BTSではチャージ式のICカード「ラビットカード」も利用することができます。
専用の危機にタッチするだけで支払いが可能で、駅内ではもちろん、デパートやショッピングモールなどでもチャージすることができる便利なカードです。
タイ・バンコクの交通手段「MRT(地下鉄)」
紹介するタイ・バンコクの交通手段は「電車(MRT)」です。
2004年に開通したバンコク市内やその近郊を走行する地下鉄です。
タイと日本の地下鉄の大きな違いは、時刻表がないということです。
なぜ時刻表がないのかと言うと運行間隔が短く、最大でも8分間隔で常に行き来しているためです。
MRT(地下鉄)もBTS(スカイトレン)同様利用しやすい電車になっています。ホーム内には、次の電車の到着予定は表示されるようになっているので駅に着いたら到着の目安はわかるようになっています。
MRTの料金
- フワランポーン駅 28バーツ(日本円で約112円)
- サムヤーン駅 25バーツ(日本円で約100円)
- シーロム駅 23バーツ(日本円で約96円)
- ルンピ二駅 21バーツ(日本円で約81円)
- クロントーイ駅 19バーツ(日本円で約76円)
- QSナショナルコンベンションセンター駅 16バーツ(日本円で約64円)
- ペッチャブリー駅 16バーツ(日本円で約64円)
- ラマ9世駅 19バーツ(日本円で約76円)
- タイランドカルチャーセンター駅 21バーツ(日本円で約84円)
タイにはMRT(地下鉄)で利用できるMRTカードがあります。
BTSのラビットカードと同じく、チャージ式のプリペイドICカードです。MRT(地下鉄)全ての鉄道で使うことができます。
ただし、BTSのラビットカードのように電子マネーとして買い物をすることはできません。
タイ・バンコクの交通手段「タクシー」

タイ・バンコクの交通手段は「タクシー」。
市内には法人と個人の2種類のタクシーが走っており、個人タクシーの場合は緑と黄色のツートンカラーが目印です。
2023年1月13日から8年ぶりに値上げされたことが発表されました。
引用元:官報に掲載された料金改定
距離運賃は60kmまでは1kmあたり0.5バーツ~1バーツの値上げ。さらに、渋滞時の運賃も現行の1分あたり2バーツから3バーツへと引き上げられます。これは、円安の影響です。
走行距離や時間から算出するメーター制で、初乗り料金は1kmあたり35バーツ(日本円で約140円)または40バーツ(日本円で約160円)になります。
その後は1kmごとに2バーツ(日本円で約8円)が加算されます。
タイのタクシーの注意点
日本のタクシーに比べると運賃が安いため、荷物が多い方・移動手段がわからない方はタクシーの利用をおすすめします。
ただし、「わざと遠回りをして料金を上乗せ」「渋滞時には乗車拒否」といったことも多くあるので注意が必要になります。
スワンナプーム空港及びドンムアン空港からタクシーを利用する場合は、空港利用料としてこれまで同様に50バーツ(日本円で200円)の追加料金がかかることを念頭に置いておきましょう。
タイ・バンコクの交通手段「会社の車」

タイ・バンコクの駐在員の多くは、会社や企業から社用車が配車されます。
また、駐在員が自分で運転するケースはあまり無く、ドライバーが宛がわれることがほとんどです。
会社の規模によりますが、通勤の際には1~3名に1台が配車され、いくつかのアパートを回って会社に行く場合もあります。
これからタイ・バンコクに駐在するという方で、通勤時の交通手段を懸念して駅近くの物件ばかり探していたという方は、社用車の配車があるかを確認してみましょう。
タイ・バンコクの交通手段「トゥクトゥク」

タイ・バンコクの代表的な交通手段に「トゥクトゥク」というものがあります。
トゥクトゥクとは、タイの原動機付三輪自動車です。主にタクシーとして使用されています。前輪が一つ、後輪は二つとなっています。
タイと聞くとトゥクトゥクをイメージする方も多いかもしれませんが、駐在員の方やタイ在住者はほとんど利用していません。
その理由として、「料金が高い」「利用性が悪い」といったことが挙げられます。
また、渋滞をすり抜けられる機動性もないため、日常生活で使用するメリットはあまりありません。
アトラクション感覚で観光客が乗る乗り物であるととらえておくのが良いでしょう。
トゥクトゥクの料金
- 徒歩10分程度の距離:40バーツ前後
- 徒歩20分程度の距離:50バーツ前後
- 徒歩30分程度の距離:70バーツ前後
※渋滞などの混雑時には割増になる可能性があります。
タイの旅行気分を味わうことができるトゥクトゥクですが、値段が高いので利用する場合は少し注意しましょう。
タイ・バンコクの交通手段「市内バス」
タイ・バンコクの交通手段は「市内バス」。
市内には、冷房付きのバスと冷房が付いていないバスの2種類があります。
市内バスを使うメリットとして、「交通費が節約できる」「移動中に景色を見れる」といったことができます。
また、デメリットもあり時間がかかることです。バンコクは交通量が多いため、渋滞が日常茶番事なためバスがなかなか来ないといったことが起こります。
タイの市内バスの料金
同じルートでも様々な種類のバスが走っており、金額も種類によって異なります。
大きな違いとしてエアコンの有無が挙げられます。エアコンありのほうが少し料金が高く20バーツ程度です。
基本的に同じ番号のバスは同じ路線を走っているのでそのほかはあまり気にしなくても問題ないです。
- エアコンなしのバス:8バーツ〜20バーツ(日本円で約32円〜80円)
- エアコンありのバス:20バーツ〜30バーツ(日本円で約80円〜120円)
タイの気候は1年中高温多湿のため、暑さに弱い方はエアコンありのバスの利用をおすすめします。
タイ・バンコクの交通手段「エクスプレスボート」

最後に紹介するタイ・バンコクの交通手段は「エクスプレスボート」。
チャオプラヤー川では複数の会社が船を運行していて、乗客を運ぶ船や貨物を運ぶ船などがあります。チャオプラヤーエクスプレスボートは乗客専用の公共交通機関です。
エクスプレスボートは、タクシーと違い渋滞にハマることがないため、安く速く移動できるのが特徴です。
エクスプレスボートの料金
1回利用のみが1人50バーツ(日本円で約200円)で、1日フリーチケットが1人180バーツ(日本円で約720円)になります。
1日に4回以上ボートを利用するならフリーチケットがお得という事です。
船に乗って移動したい方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
タイの公共の交通手段は?まとめ
タイ・バンコクの交通手段を6選紹介してきました。
交通量の多いタイ・バンコクでは、電車やタクシー、トゥクトゥク、バスなどさまざまな交通手段があり、目的やシーンに応じて利用することができます。
タイ・バンコクは交通渋滞が多い都市であるため、なるべく渋滞を避けたい方はタクシーやトゥクトゥクを利用するのではなく電車での移動をおすすめします。
また、先述したように、タイ・バンコクでは駐在員に社用車やドライバーが用意されることがほとんどです。
通勤の時の交通手段に懸念があったという方は、一度会社に社用車の有無を確認してみましょう。
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